モダン第5章:【C++11/14】標準マルチスレッドと並行処理

std::thread・排他制御(mutex/lock_guard)・データ競合の撲滅とstd::atomic

現代のすべてのCPUはマルチコア(8コア、16コア)が当たり前であり、1本のメインスレッドだけでゲームや高負荷システムを動かすのはCPUリソースの大半をドブに捨てるようなものです。しかし、かつてのC++03時代は言語仕様にスレッドの概念が存在せず、OS依存の泥臭いAPI(POSIX pthreadsやWin32 API)を直接叩かなければなりませんでした。C++11で初めて言語仕様として組み込まれた【標準スレッドライブラリ(std::thread)】と【メモリモデル】は、クロスプラットフォームで安全・高速な並行処理への扉を開きました。本章では、非同期タスクの起動・待機(join / detach)から、未定義動作を引き起こす「データ競合(Data Race)」のメカニズム、RAIIによる排他制御(std::mutex, std::lock_guard)、そして極限の低オーバーヘッドを実現する「ロックフリー原子的操作(std::atomic)」までを徹底解説します。


🐻‍❄️ シロクマC++ラボ インタラクティブ学習システム

JavaScriptを実行すると、ブラウザ内インベーダーゲームエミュレータ、メモリマップ可視化、UMLクラス図、対話型解説、理解度クイズが起動します。

インタラクティブ学習を開始する →